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Vol.235 おうち時間 #読書

2020.4.24

「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」

 

これは、シェイクスピアの書いた戯曲「ハムレット」の中の有名な一説です。
ハムレットを読んだことがない方も、この台詞はご存知なのではないでしょうか。

 

 

いきなりどうした!という冒頭ですみません(笑)こんにちは。兵庫・神戸注文住宅IDAHOMESのHaseです。

 

さて話を戻しますが、劇の中盤、物語の主人公であるハムレット独白のシーンの冒頭で発せられるのがこの有名な台詞。この「生きるべきか死ぬべきか~」のフレーズは日本語訳されたものですが、原文ではどう表記されているか皆さんご存知でしょうか?

 

「To be, or not to be,that is the question」

 

原文では、上記のように書かれているため「生きるべきか、死ぬべきか」以外にも「このままでいいのか、いけないのか」「するか、しないか」など、これまで様々に訳され、その意味について議論がなされているそうです。

100分で名著シリーズは、作品の背景や作者のことが分かりやすく解説されているので、あわせて読むのがおすすめです。

 

どの訳も、根にある思いは作者の思いを読み取りながらも、読み手が受ける印象はそれぞれ言葉の選び方や表現の仕方によって変わってくるものなのだと、私はそれを知ったときに強く感じました。と同時に、同じようなことをハムレットの舞台を観劇したときにも感じました。

 

2015年の蜷川幸雄さん、2019年のサイモン・ゴドウィンさんと異なる演出家の方によるハムレットを観劇したことがあるのですが、同じハムレットという戯曲を用いながらも、こんなに違った印象を受けるものなのだというのが、その時の率直な感想でした。

 

台詞から読み取れる心情や背景、言葉の意図は、解釈する人によって少しずつさまざまに変化する。同じ題材でも視点が変わることで変化する表現の面白さを知ることで、改めて作品の新しい魅力も感じられる気がしました。

 

そして、その読み取り方に深みを感じる戯曲だからこそ、書かれてから400年以上経ったいまでも、色あせることなく世界中で読まれ、上演されている作品なのだと私は思います。

 

テレワークで自宅にて仕事している日々のなかで、昼休みに本棚にあったハムレットを引っ張り出して読みながら、このブログを書いています。

 

ひとりで家にいると喋ることも少なくなり「今日、全然声を出してないんじゃ・・・」と思ったりもする今日このごろなので、先ほど思い切って音読してみました(笑)元々、学生の時に部活動で演劇をやっていたので、台詞を読むことに抵抗がないのもあると思いますが、なかなか楽しくて気分転換にもなるな~なんて思っています

 

角川文庫・河合祥一郎さんの新訳版のハムレット

 

意外と文庫のハムレットは、サクッと読める厚さです。(家にあった罪の声と並べるとこんな感じでした)

みなさんも、こんなときだからこそ、普段とは少し違った読書の楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか?

 

「声に出して本を読む」なかなか、おすすめです。

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